電子工作・プログラミング入門

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「電子工作・プログラミング入門」

2020年度から、小・中学校でプログラミングの授業が必修化されることが予定されていますが、ちょっと先取りしてプログラミングを体験してみませんか。
プログラミングというと、訳の分からない英語が羅列されているのを想像されるかもしれませんが、この授業ではそんな小難しいことはしません。「SCRATCH」という入門者向けのプログラミング言語を用います。この「SCRATCH」がこの実験の1つめのキーアイテムです。

プログラミング言語と言っていますが、「SCRATCH」ではキーボードを使って文字を打ち込むよりもマウスを使う作業がほとんどです。なので、それほどパソコンに慣れていなくても大丈夫です。この「SCRATCH」で指示が書かれたブロックを並べることによってプログラムを作ります。まずは「SCRATCH」の基本的な使い方(プログラミングの基本的な構成)に慣れて、簡単なゲームを作るのが1つ目の目標です。

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さらにもうひとつのテーマが電子工作です。こちらもなにか小難しいものに聞こえるかもしれません。しかし、はんだ付けのような危ないことはせずに、ブレッドボードという板にジャンパーワイヤという線やED(発光ダイオード)などを挿して回路を作ります。これを今回のもう1つのキーアイテムの「Raspberry pi」に繋いで「Raspberry pi」から指示を送ります。この指示を送るため、先ほど出てきた「SCRATCH」を使います。目標は電子工作の基本であるLチカ(LEDをチカチカ点滅させる)のが2つ目の目標です。

また「Raspberry pi」では「PYTHON」というプログラミング言語が使えるので、この「PYTHON」で「Lチカ」に挑戦できればと思っています。この「PYTHON」は日本ではまだマイナーなプログラミング言語ですが、海外ではよく使われているもので、GoogleやYoutubeのwebで使われていたり、softbankのロボットのPepperも「PYTHON」でプログラミングされているそうです。また、人工知能の分野で「PYTHON」は多く使われているそうです。このように、いろいろ難しそうなものに使われている「PYTHON」ですが、実は使いやすく「SCRATCH」から本格的なプログラミング言語の入門としては最適です。

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これらを用いて、プログラミングの入り口ぐらいを体験していただければというのが今回の目的です。

以下がこの実験で用いる道具です。

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・Raspberry pi

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・キーボードとマウス

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・ジャンパーコード

 

 

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・LED (発光ダイオード)

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・抵抗

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・タクトスイッチ

授業の内容としては
① 「SCRATCH」に慣れる。(時間があれば簡単なゲームを作りたいです)
②  「電子工作」の基本「Lチカ(LEDをチカチカさせる)」に挑戦。

③ 本格的なプログラミング言語である「PYTHON」で「Lチカ」をして、「SCRATCH」との共通点や違う点を調べる。

このように予定しています。